コロナ治療薬のニュースを聞く上で知っておきたい「自然治癒」

最近はコロナの治療薬の治験に関するニュースが散見され、効果があがっていると報道されています。

しかし自然治癒の場合と比較してみなければ、その報道された数字がどれだけ効果があるのかわかりません。

そのため、まずは自然治癒の場合の数字を知っておきましょう。

 

■自然治癒の場合

・軽症者は発症から7日後、約8割の患者は⾃然に軽快して治癒する

参考:新型コロナウイルス感染症 診療所・病院のプライマリ・ケア初期診療の⼿引き(一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会)

・重症者のうち46.4%が回復しつつある(中国・2020年2月20日時点)

参考:新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 「新型コロナウイルス感染症対策の見解」(厚生労働省)

※中国は「清肺解毒湯」という漢方薬を用いていますので、全く薬を与えていないわけではないはずです。

 

以上の情報を念頭にニュースを見ていきます。

 

■アビガンを投与した場合

学会で治療薬の状況報告 「アビガン」などで改善例も(NHK|2020年4月18)

それによりますと、アビガンを投与された300人のうち、軽症と中等症の患者ではおよそ9割、人工呼吸器が必要な重症患者では6割で2週間後に症状の改善が見られたということで、土井教授は現在行われている治験などでさらに効果を確かめる必要があるという考えを示しました。

症状の改善割合を比較しますと、

・軽症者 自然治癒 8割 → アビガン投薬 9割 が改善へ

・重症者 46.4% → 60%(6割)が改善へ

向かっているとのことで、アビガンの効果が現れていることがわかります。

 

また、「「アビガン」、7日で7割回復 軽症者に中国チーム(東京新聞)」という記事で「多くは4日間で症状が消えた。」との記載がありますから、自然治癒よりは早く回復するのかもしれません。

 

しかし、軽症者でも症状の改善しない人が1割もいます。

コロナに効く“可能性”のある薬が研究されていますが、それを過信せず、感染防止・拡散防止が最重要であると感じました。

 

特に話題のBCGはまだ”仮説段階“であって、これから研究されるのですから、研究結果の発表を待ちましょう。

もし効果があったとしても、増産するところから始まるので、すぐに接種出来るわけではないはずです。

結局我々ができることは「感染防止・拡散防止」しかないんですね。

 

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