ファイザーのコロナワクチン開発の経過発表で上がったセクターとは

2020年11月9日の夜、コロナワクチンを開発しているファイザーとバイオエヌテックが治験の経過を公表しました。

それを受けて世界の株価の変動が興味深かったので、ざっと記事にまとめてみました。

 

 

 

上昇した世界の株価指数

世界の株価は大きく上昇しました。

 ・日経平均先物 24900円 → 25900円へ。現在は25000円台で推移。

 ・米国ダウ 28330ドル → 一時30000ドル台へ。その後は下落し29000ドル前半で推移。

 ・フランス株 約+7%の増加。1日経った現在も更に+1%増加。

 ・ギリシャ株 約+10%の大暴騰。

 

反対に、ハイテク株の多いNASDAQ100(QQQ)は下落しました。

 

青・ダウ、橙・S&P500、緑・NASDAQ100 それぞれ先物

 

 

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上昇と下落が別れた米国セクターETF

どういうセクターの株が上昇したのか、いつものバンガード社の米国セクターETFを見ていきます。

並びは11月9日の終値でリターンの高い順です。

セクターETFの後ろにはメジャーな指数連動ETFを並べています。

 

ETFリターンセクター
VDE13.97%エネルギー
VFH8.00%金融
VIS3.42%資本財・サービス
VAW2.21%素材
VPU2.15%公益事業
VHT0.74%ヘルスケア
VDC-0.24%生活必需品
VOX-0.61%通信サービス
VCR-0.81%一般消費財
VGT-1.18%情報技術
DIA3.01%ダウ平均株価(指数)
VOO1.25%S&P500(指数)
QQQ-1.69%NASDAQ100(指数)
VGK+2.87%FTSE・ヨーロッパ(指数)

 

エネルギーセクターに連動するETF(VDE)が最も上昇しました。

これはワクチンによって人々の航空機の需要が高まることを予想したからだと思います。

航空機は大量の燃料を消費します。(マニアな航空資料館)

 

次に金融セクターに連動するETF(VFH)も高い上昇を見せました。

これは債券価格の下落もありましたので、金利上昇による収益増加を見込んだものだと思われます。

 

その他、ここ数ヶ月冴えなかったETFが上昇しています。

 

 

反対に下落したセクターを見ていきます

・生活必需品(VDC)は飲食品やスーパーマーケットで、なぜか下落しました。🤔

・通信(VOX)はGoogleが大きな割合を占めているので、GAFAMの一角のGoogleの下落に引っ張られた。

・一般消費財(VCR)はAmazonが大きな割合を占めているので、同様にAmazonの下落に引っ張られた。

・情報技術(VGT)も同様にAppleとMicrosoftが大きな割合を占めており、脱コロナでハイテク企業への期待が低下した。

と推測します。

 

ただその後、VDCは下落前を超えて強く上昇しています(なぜ下落したんだろう…)。

VOXもほぼ戻っており、景気が回復すれば広告需要が高まるのでむしろプラスに働くはずです。

 

 

VCRとVGTは多少反発しましたがまだマイナス圏。

しかしハイテク(VGT)が今後も社会を便利にする産業だと思いますし、

VCRはAmazonの他に外食やファッション、旅行といった外向けの企業も多数含まれているので、

いずれのセクターも終わったとは全然思っていません。

※米国株ポートフォリオの中心にVGT・VCR・VHT(ヘルスケア)を構えているので、願望混じりのポジショントーク

 

 

S&P500や欧州株も上昇

S&P500に連動するVOOがそれなりに上昇しているところも見逃せません。

 

VOOはハイテクやGAFAM銘柄の割合がやや大きいので下落圧力が強かったはずですが、

それ以上にこれまで冴えなかった銘柄が上昇したのか1.25%上昇しました。

良くも悪くも様々な企業に分散されているので、あらゆる状況に対応できるバランスの良い指数であると見直しました。

 

 

またコロナの影響が大きいヨーロッパの株式ETF(VGK)も上昇しました。

9日の上昇率は+2.87%ですが、瞬間的には4%を超えていました。

後日も上昇と下落をくりかえし、現在ではVOOよりも上昇しています。

 

 

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私は今後もハイテクを買う

ではこの上昇を見て買い向かうのでしょうか?

私は反対に下がったハイテク株(VGTやQQQ)を買い向かいます。

 

先に※で述べたとおり、私の米国株ポートフォリオは長期保有目的で、

VGT(情報技術)、VCR(一般消費財)、VHT(ヘルスケア)を中心に構成しています。

これは過去のリターンでS&P500よりも高いセクターETFを集めました。

 

そのため、今後も長期的にはリターンを期待できる3つのセクターETFのうち

下がったものを買っていくつもりです。

※ならば圧倒的にリターンの高いQQQでも買えばいい気もしますが、それでは楽しめないので😅

 

 

反対に長い目に見て疑問なのは今回上昇幅の大きかったエネルギーや金融です。

これらは2019年までの時点でもリターンが悪く、報われない可能性が高いと思います。

 

エネルギーはシェール革命以降非常に弱い状態が続いており、

追い打ちとばかりに化石燃料よりも低価格になったクリーンエネルギーの波が来ています。

 

金融も長く続く低金利政策でやや弱いです。そして低金利環境は今後も続くと予想します。

景気に不安があればすぐ金融緩和。10~20年に1度訪れる感染症問題(大幸薬品)。

低金利はもうやめられないでしょう。

 

 

行動がブレた結果「上がった株を買って、下がった株を売る」は避けたい。

 

皆のナンピン買いに幸あれ。

 

 

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