ゲーム向けの通話アプリとして大人気のDiscordが買収されるかもしれないというニュースが飛び出しました。
マイクロソフトがディスコード買収で交渉、100億ドル強-関係者(2021/3/23|Bloomberg)
Discordはゲーム向けのチャットツールとして登場し、2016年頃から国内でも広まり始めた気がします。
少ない個人情報(メアドだけ)で気軽にアカウントを作成でき、圧倒的なわかりやすさと手軽さ、無料なのにチャンネルを立ち上げて細かい権限付与ができたり、日本語化されていたことで人気が出ました。
ルームの参加者へ細かな権限設定ができることで、Discordを利用したe-Sportsイベントもちょくちょく開かれていました(かつてはよく参加しましたね)。
また企業が管理するゲームごとのチャンネルも存在し、そういうところはユーザーでごった返しています。
そんなこんなで2015年?に登場してから凄まじい成長を遂げ、2020年12月には月間アクティブユーザーが世界で1.4億人を超えたそうです。
>ゲームチャットDiscordが145億円調達、月間アクティブユーザーは1.4億人
アカウント数ではなくアクティブユーザー数(月に1回以上稼働している利用者数)ですからとても多いですね。
日本最大級のSNSであるLINEが8000万人台、Twitterが世界で2億人弱らしいので、来年にはTwitterを追い抜きそうな勢いで拡大しています。
そんなDiscordに約1兆円の値段がついたわけですが、これは果たして高いのかふんわり考えてみました。
次の記事にはSNSの買収時に1人あたりの利用者数にいくらの値段がついているのかという話が載っています。
>孫氏も狙うLINEのお値段 1.5兆円は正当か(2014年2月27日|日経新聞)
それによれば、7年前でだいたい1ユーザあたり40ドル台(約4000円)が相場だった様子。
Discordは1億4000万人を1兆円で買うとなると1人あたりは約7143円となります。
やや高いような気もしますが、圧倒的なユーザー数の増加を考えれば1、2年後には割安になってそうです。
ただマイクロソフトはかつてビデオ通話アプリの王者だったSkypeを買収して全く活かせなかったことから、どうかお金だけ出して口を出さないでおいて欲しいと願うばかりです。
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