年明けから新型コロナ新規感染者数が急激に増えています。
これが2月には更に現在の2倍近くなるという予測がされています。
緊急事態宣言が発表されたから大丈夫だと思っていたらそれは大間違い。
宣言後に予測が増えています。
※緊急事態宣言は1/8から実施されています。
なお、緊急事態宣言期間は「2021/1/8~2/7」の予定。
新規感染者予測
宣言前の2021/1/6時点での予測
1/21をピークに下落する予測でした。
宣言後の2021/1/11時点での予測
2月以降も高止まりする予測に変化しました。
緊急事態宣言の解除目安は東京都で500人以下ということですが、
2月上旬は東京都だけで8000人台と予測されていますから延長は必至でしょうね。
昨年のように「一層多くの中国の皆様の訪日を歓迎します」とはいきそうにありません。
感染力が50~70%アップした変異種が2020年12月以降に国内で発見される
2020年12月後半~今年1月に、感染力が増した変異種が国内で数件発見されました。
>新型コロナの変異種、国内で初確認 イギリスから到着の男女5人 羽田と関空の検疫で判明(東京新聞)
>新たなコロナ変異種を確認 ブラジルから入国の4人 英や南ア型含め国内34人に(日経新聞)
時事ドットコムによる変異種のまとめのような記事がこちら。
>【解説】コロナ変異株 分かっていること・いないこと(JIJI.ccom)
その他いくつかの記事を読んだところ、現状こんな認識です。
・感染力が50~70%増している。若い人にも広まる可能性がある。
・脅威度(死亡や重症化)が増しているかはまだ不明。ただ医療崩壊の可能性が高まる。
・検証中だが開発済みのワクチンでも効果がある見込み。
なお、現在の感染拡大が変異種のせいという発表はないはずです。
緊急事態宣言の内容を読んで、考えてみる
感染力が増した変異種が国内に入ってきたとはいえ、
緊急事態宣言後もなぜ新規感染者数の予測が減らないのか内容を読んで見ましょう。
>新型コロナウイルス感染症対策 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言(内閣官房)
緊急事態宣言での主な内容は
1.外出・移動の自粛要請
2.不特定多数が集まるイベントなどの開催
3.飲食店や娯楽施設の営業時間を20時までに短縮要請
4.テレワークの推進、20時以降の勤務抑制
5.学校関係は特になし
といった感じです。
昨年の緊急事態宣言と比べるとゆる~い内容になっています。
昨年は「学校を含む公共施設全面休業」「生活に必須ではない施設や教室の休業要請」といった内容でした。
そして人々もわけのわからないウイルスに恐怖し自ら行動を制限していました。
しかし今回の内容は「やってる感」が強く感じ、効果があるか疑問ですから、AI予測も高止まりしてるのではないかと思います。
人々の恐怖心が薄れてしまった
こんな記事があります。
洋服を買いに来た横浜市の会社員女性(26)は「前回の緊急事態宣言の時は出歩かなかったけど、今回は店が開いているし、宣言が出てかえってすいていると思った」と話した。
(中略)
NTTドコモの「モバイル空間統計」のデータによると、昨年4月11日の銀座の人出は感染拡大前から66%減ったが、今回は30%減にとどまる。
[コロナ最前線 緊急事態再び]街の人出、減り方鈍く…「かえって店すいている」と外出(2021/01/10 読売新聞)
外出を控えている人が以前よりも大幅に少なくなっています。
それどころか「緊急事態宣言が外出の好機」と捉える人が増えているかもしれません。
先にも述べたように変異種が国内に入ってきており、
若い人でも感染しやすくなっている可能性がありますから、
油断はしない方が良いと思うんですけどね。
特に家庭での感染が広まりやすいので気をつけた方が良いと思います。
「あなたにも家族がいるでしょう?」
(悪役のようなセリフ)
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