2021年2月19日に発表された「GeForce RTX 3060は“ゲーマーに届く”。マイニング性能を半分に制限」を読んで、
「RTX 3060にはマイニング検知機能が追加されようやく手頃な価格でグラボが買えるようになる!」
と喜んでいたのもつかの間、そう上手くことが運ぶかは疑問があるようです。
なぜかマイニング用カードのマイニング効率が悪い
同時に発表されたマイニング用のカードは、マイニング用をうたっている割に
既存のRTX3000より電力あたりの採掘効率が悪いそうです。
RTX3000のマイニング効率を半減させて同程度。
これではゲーム用より相当安くないと選ぶメリットがありません。
参考:NVIDIA Nerfs Ethereum Hash Rate & Launches CMP Dedicated Mining Hardware(ANANDT TECH)
マイニングバブルが弾けたあとカードの処分に困る
仮にマイニングバブルが弾けたとします。
ゲーム用のGPUならば中古で売却できますが、マイニング用のカードは他に転用できなければ無価値に近くなってしまいます。
そのようなリスクを考えたらゲーム用のGPUを利用した方が安全です。
マイニング検知がハックによって解除される可能性がある
マイニングを検知して効率を下げるための機能が何らの形で機能を封じられる可能性があります。
それがドライバーやVBIOSで解除出来てしまうレベルであれば誰でもできるのですぐに広まってしまうでしょう。
マイニング検知をしない仮想通貨もある
マイニング検知機能が働かない仮想通貨もあるためそれらのマイニングに使用すれば効率が落ちないとのこと。
そういった仮想通貨は現在は不人気ですが、人気が出てしまうと需要が生まれてしまいます。
参考:Despite Nvidia’s Anti-Mining Lock, RTX 3060 Can Still Earn Up To $7 a Day Mining(tom’s HARDWARE)
GeForce RTX 3060の買い時予想
そのようなわけで、マイニング検知が搭載されても市場から製品が消える可能性は残されています。
こうなるともう「GeForce RTX 3060」を買うならば発売直後が買い時かもしれません。
すぐにマイナーが買い漁るという事態にはならないでしょうからね。
値下がりを待っている間に「マイニング検知無効化の実現」や「いうほど効率が悪くなかった」という情報がでてくるとまた品が消えてしまいますので。
ただ肝心の価格は米国で329ドルからなのに国内価格は5万円から。
実際に販売されるモデルは+50ドルくらい上乗せされるので380ドルとして、円換算すると4万円程度。
国内価格も主流モデルは5.5万~6万円するでしょうね。
4万円前半なら即買うけど6万円か~~……。これはモニョリます。
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