米国株のポートフォリオは初公開になります。
今の方針での運用歴はまだ2ヶ月程度と浅いです。
現在保有しているものや、将来の目標を書いていきます。
米国株投資の現状
今年は日本株と米国株で個別株に挑戦してみましたが良いことがほとんどなかったので、利益を上げることができたETFのみにしました。
こちらの記事でいい感じだった成長率の高いセクター「VGT」「VCR」「VHT」に集中投資を実践している形になります。
「いずれ上がるのだから下がったら買い増せば良い」と思えるETFは心強いです。
保有中の米国株ETFの割合
現在保有している米国株ETFの内容はこんな感じです。
過去にリターンが高い情報技術、一般消費財、ヘルスケアセクターを重視して構成しています。
クリーンエネルギーはセクターを分けずに「クリーンエネルギーセクター」としてまとめました。



全米株式のVTIも情報技術・一般消費財・ヘルスケアの割合が高いです。
それを更に突き詰めた感じにしています。
ETFざっくり紹介
・【VGT】バンガード・米国情報技術セクターETF
Apple・Microsoft・NVIDIA・Visa・Intel・AMD・Qualcomm・Adobeといった、PCやスマホに馴染みの深いテクノロジー・ソフトウェアが多いETFです。
過去10年間の年平均リターンは【20.49%】で、これはNASDAQ100(QQQ)の20.59%とほぼ同じです。
今のIT時代を象徴するETFです。
・【VCR】バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF
Amazon・テスラ・ナイキ・マクドナルドといった、通販・自動車・ブランド商品・外食が多いETFです。
新しいネットビジネスの企業と古い業態の企業が混在しています。
過去10年間の年平均リターンは【17.99%】と、S&P500(VOO)13.85%より高いです。
・【VHT】バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF
医療・バイオ・健康機器といった業種のETFです。
リーマンショックのような暴落時に比較的下落しにくい実績があります。
過去10年間の年平均リターンは【16.44%】と、S&P500(VOO)13.85%より高いです。
・【GINN】GS イノベーション ETF
データ・金融・ヘルスケア・製造・消費に関するイノベーションを期待できる世界の企業へ投資できるETFです。
もともとは5つのETFに分かれていましたが統合されました。
1銘柄の割合は0.025~2%と制限されているため一部の超巨大企業の割合がそこまで大きくなく、更に460社にも分散されているため良くも悪くも値動きがマイルドです。
セクター内訳は情報技術33.6%、一般消費財16.1%、ヘルスケア19.0%の3業種で70%近くなっており、これらに集中投資している私にはピッタリ。
統合されてからまだ1ヶ月半しか経っていませんが、これまでのチャートはこんな感じになります。
※青GINN、黄QQQ(NASDAQ100)、白VTI(全米株式)
・【SMH】ヴァンエック・ベクトル・半導体株ETF
その名の通り、半導体企業に投資するETFです。
AMD・NVIDIA・Intelといった製品を販売している有名企業のほか、Apple・AMD・NVIDIAなどから製造を請け負っているTSMCなどにも投資できます。
ただし米国に上場している銘柄のみなので、その他の韓国や台湾の半導体企業は含まれません。
・【PBD】インベスコ・グローバル・クリーン・エネルギーETF
再生可能エネルギー、省エネ技術、エネルギー貯蔵、水素技術、EV等など、世界の幅広いクリーンエネルギー関連銘柄にまとめて投資することができるETFです。
投資を始めた2020年10月頃は80銘柄程度でしたが現在は102銘柄まで増えています。
銘柄数が多い分、ICLNより多めに組み入れています。
3月・6月・9月・12月にリバランスが行われ、1銘柄の重みは均等になります。
経費率が0.75%と高いことが難点です。
買い始めた頃に調べて書いた記事がコチラ。
・【ICLN】iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF
PBD同様にクリーンエネルギーETFです。PBDよりも再生エネルギー発電事業に重きを置いています。
銘柄も40%近くは被っていないはずなので、クリーンエネルギー投資は両方持つのが良いと思います。
組入銘柄数が30銘柄と少ないかわりに、経費率が0.46%とグローバルETFとしては標準並です。
・【XSOE】ウィズダムツリー・新興国株ニューエコノミーファンド
国有企業ではない新興国株式に投資するETFです。
国有かどうかは国の株式保有割合が20%以上あるかどうかで判断されています。
ETFの説明では、国有企業(SOE)よりもそうでない企業(Non-SOE)の方がリターンが優れていることをアピールしており、実際のリターンも他の新興国株式ETFより優れています。
対象国は中国36.44%・韓国15.60%・台湾14.00%・インド12.62%などです。
セクターは情報技術22.35%・一般消費財21.87%・通信12.87%・金融12.40%となっており、新興国の割に金融が少なくテクノロジー企業が多く感じます。
10年経っていないため、過去5年間の年平均リターンは【13.22%】で、新興国株式ETFのVWO(11.86%)より高く、S&P500ETFのVOO(15.19%)よりは低めです。
・その他
その他2つのETFはコロナで大幅に下落したので購入しました。
・【IXC】iシェアーズ グローバル・エネルギー ETF
・【SRET】グローバルX スーパーディビィデンド-世界リート ETF
これらは「石油企業」と「高利回りリート」に投資するETFです。
いずれも高い配当利回りがあり、またコロナ後には値上がりする期待をして購入しました。
※「エネルギー株は不要」と別の記事で述べましたがついスケベ心が出てしまいました。
1,2年後には売却して米国債に乗り換える資金になるかと思います。
ポートフォリオの上位50社の内訳
ETFを分散投資しているため投資企業がカオスです。
これはおそらく完全ではありませんが内訳はこのようになります。
【IXC】と【SRET】は「その他」扱いにしています。
※見方:セクター|ティッカー 割合

上位はVGT・VCR ETFに多く含まれるアップル・アマゾン・マイクロソフト・テスラになりました。
そしてSMH ETFで上乗せされたTSMCやNVIDIAが続きます。
中国共産党とのゴタゴタで最近下落が続くアリババも、ポートフォリオ全体でみたら1%。ホッとしました。
2021年~2022年以降の目標
2021年はおそらく現状維持で下落したETFを拾っていく形になると思います。
株式は継続してVGT・VCR・VHT ETFをベースに、その時のトレンドを組み合わせていきます。
2022年以降に利上げが始まるようならば、そこそこリターンがあってディフェンシブな米国債ETF(LQD・TLT)を買って、下落耐性を上げていきたいです。

ETFを更に分散しているため金持ちにはなれませんが、これがチキンの私がとれるリスクの限界かなって思います。
(それと、人とは違うことをやりたい)
コメント