米国高配当ETF「VYM」に「SPYD」を組み合わせるとより分散される(2020/5/17)

米国の高配当株投資は、「バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)」に投資することで

約400銘柄に分散投資されており、基本的にこれ一本で高配当株式投資は良いと思っています。

しかしこれに「SPYD」を加えることで投資銘柄やセクターがより分散されることに気が付きましたのでご紹介します。

 

構成銘柄の変化

 

「VYM」は米国市場のうち大型で配当利回り高い約400社(REITは除く)、

「SPYD」はS&P500構成銘柄の中から配当利回りの高い上位80社(現在の構成は70社)で構成されています。

この2つのETFを組み合わせることで、「VYM」から除外されている不動産を中心に15社を加えることができます。

 

ETFをVYM 70%、SPYD 30%といった比率で保有するとより銘柄が分散すると感じましたので、ここではそのような条件で見ていきます。

 

VYMにない銘柄シンボル構成割合
(30%換算後)
業種
Digital Realty Trust Inc.DLR0.651%不動産
Crown Castle International CorpCCI0.638%不動産
Amcor PLCAMCR0.545%素材
Iron Mountain Inc.IRM0.451%不動産
Realty Income CorporationO0.411%不動産
Healthpeak Properties Inc.PEAK0.378%不動産
Host Hotels & Resorts Inc.HST0.370%不動産
Regency Centers CorporationREG0.360%不動産
Weyerhaeuser CompanyWY0.358%不動産
Vornado Realty TrustVNO0.328%不動産
Ventas Inc.VTR0.298%不動産
Welltower Inc.WELL0.292%不動産
Kimco Realty CorporationKIM0.285%不動産
SL Green Realty Corp.SLG0.266%不動産
Simon Property Group Inc.SPG0.224%不動産
VYMに含まれないSPYDの構成銘柄(2020年5月14日現在)

 

「VYM 100%」と「VYM 70%:SPYD 30%」では組入上位10社の内容が次のように変化します。

VYM100%の組入上位10社(2020/5/17現在)

VYM70%:SPYD30%の組入上位10社(2020/5/17現在)

約400社あるVYMのなかで4.46%をも占めるJNJ(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の比率が下がります。

「MRK(12位)」「PEP(13位)」が上位10銘柄からなくなり、「CVX(石油)」「ABBV(医薬品)」が加わります。

 

 

次の画像では、VYM 100%時の上位20銘柄は70%に下がる分、構成割合が低下します。

あまり変わっていないものはSPYDにも含まれているものです。

VYM100%からVYM70%:SPYD30%に変えたときの投資銘柄の変化(2020/5/17現在)

 

 

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セクター割合の変化

 

次の画像は「(青)VYM 100%」「(赤)VYM 70%&SPYD 30%」

「(黄)VYM70%&SPYD 15%&HDV 15%」の構成セクターを表したグラフです。

セクター比較 VYM100%|VYM70%:SPYD30%|VYM70%:SPYD15%:HDV15%(2020/5/17現在)

「VYM 70%:SPYD 30%」にすることで「VYM 100%」よりセクター割合がより均一的になっていることがわかると思います。

 

ちなみに突如出てきた「VYM 70%:SPYD 15%:HDV 15%」とは私が現在保有しているものです。

今年(2020年)3月の急落時に「VYM」を買い、5/7にも再び下がったので少しずつ「HDV」と「SPYD」を購入してこうなりました。

 

「HDV」はファンド内の構成比率に偏りが大きいため一部銘柄の割合がVYMのときより増えてしまい、

また構成銘柄がほとんどVYMに含まれているため要らなかったと感じました。

(眠る直前にその場のノリで購入して、10日後の本日調査した🙄)

 

「HDV」を売却するにも手数料がかかってしまうため保有し続けて、「VYM」と「SPYD」を買い増して比率を増やしていくつもりです。

 

 

SPYDを加えるメリット・デメリット

 

SPYDを加えるメリットは投資対象の増加と、配当金の増加の期待です。

VYMに含まれていないREITにも投資することができます。

また、VYMは2020年3月の株価暴落前は配当利回り3%前後と高配当の割にあまり高くなく、

SPYDは配当利回りが4%を超えていて高かった記憶があるため、

VYM一本より配当金が増えるはずです。

 

デメリットはトータルリターンの低下です。

株価の値上がりまで含めたトータルリターンを見ると、SPYDはVYMより劣っています。

 

 

正直手間を増やしてまで混ぜるメリットがあるかはわかりませんが、

米国高配当株式投資をしていてVYM一本では寂しいと思われる方は、

SPYDを少し混ぜてみてはいかがでしょうか。

 

 

■データの出典

【VYM】バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)(Vanguard)

【SPYD】SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF(State Street)

【HDV】iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF(BlackRock)

 

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